転職面接で「他に選考が進んでいる企業はありますか?」
と質問されることはよくあります。
この質問があるってことは、合格!?
と期待してしまいますが、
脈がある場合もあるし、お決まりとして聞いている場合もある。
私の経験だと、この質問が無くても次の面接に進んだこともあったし、逆に聞かれたのにお見送りになったこともありました。
あまり過度な期待はせず、「はい or いいえ」を伝える、
余裕があれば「御社は第一希望です」のニュアンスを伝えてさらりと回答しましょう。
■こんな聞き方をされます!
- 他に受けている企業はありますか?
- 他に選考が進んでいる企業はありますか?
それでは解説していきます。
私が全力を捧げて書いた「転職面接で対策必須の質問7選まとめ」は自分自身も必ず面接前にしている質問回答の対策です。
よけいな対策は全て排除!
80回の面接経験から本当に必要と感じた7つを厳選。
ムダなネットの情報探し時間を費やすよりこの記事で対策していって欲しい、という思いで書きました。
転職面接対策の基本なのでぜひ読んでみてくださいね。
この質問の意図
面接官は、あなたが同時進行でいくつも会社を受けていること、これから受けようとしていることを知っています(当然ですね!)
なので「他社も受けている」と答えて全く問題ないです。
ただし、その数社を受けてる中でも「御社が第一志望」と伝えることが重要です!
■面接官がこの質問をする意図
- 面接のスケジュール感のすり合わせ
- 一応聞いておく場合: 他社の進行状況が知りたい
- 候補者全員に聞いてる場合:採用までのスケジュール感を伝えておきたい
- あなたは採用候補の場合:面接の感触が良かったので他社(ライバル)の状況を知りたい
- あなたの会社の志望度を知りたい
- 入社したい志望度は高いのかを知りたい
↑内定を出した時に他社が第一志望で断られたら困るから
- 入社したい志望度は高いのかを知りたい
面接官は、「選考のスケジュール感(いつまでに選考結果を伝えるべきか)」と「あなたのこの会社の志望度の高さ」を知りたいのです!
回答のポイント
面接官がなぜこの質問をするのかが分かったところで、回答のポイントを説明します。
■回答のポイント
- 具体的に伝える必要はない
- 会社名や進行状況など詳しく伝える必要はない
詳しく話す ➡︎ 相手も詳しく知りたくなる ➡︎ 余計なことまで話してしまう可能性がある
- 会社名や進行状況など詳しく伝える必要はない
- 他社で進んでる選考は「ある」と言った方が有利
- あなたのことをある程度有力な候補者と見ている場合、
ライバル(他社企業)がいる = 取られたくない!と面接官は思います
- あなたのことをある程度有力な候補者と見ている場合、
- 面接中の会社が「第一志望」だと伝える
- 会社への関心や熱意を示せればカンペキ!
第一志望じゃなくても第一志望だと伝えましょう
- 会社への関心や熱意を示せればカンペキ!
他社で進んでる選考は「ある」と言った方が有利ですが、そもそも求人とマッチすることの方がはるかに大事ですので「ある」「ない」どちらでも正直に答えるのが◎。
回答の型
回答の型(テンプレ)を紹介します。
この型を参考にしてあなたの回答を作ってみましょう!
■回答の型
- 他社の面接の選考状況
- 「はい」の場合:例)2次面接(最終面接)のを受ける企業が {数} 社あります
- 「いいえ」の場合:例)現時点で進行してる他の企業はありません
- 会社への興味(第一志望のアピール)
- 特に御社には興味を持っています。企業文化の〇〇は働きやすそうですし、業務の内容も、私の経験を活かせそうだと感じました
- 返事の目安を聞く(気になれば)
- 今回の選考結果はいつ頃いただけそうでしょうか?
「① 面接の状況を伝える」プラス「②会社への興味(アピール)」を伝えられれば採用への確率はグッとUPします!
回答の例文
それでは先ほどの型に当てはめた例文を紹介します。
これをアレンジしてあなたの回答を作るも良し、そのまま丸パクもOKです。
選考が進んでる企業がある
他の企業にも応募していることを正直に伝えつつ、この会社が第一志望ということを②で伝えます。
■選考が進んでる企業がある
- はい。現在、2次面接を受ける企業が2社あります。
- しかし、特に御社には興味を持っています。企業文化のダイバーシティはユニークで働きやすそうですし、業務の内容も、私の経験を活かせそうだと感じています。
- ちなみに今回の選考結果はいつ頃いただけそうでしょうか?(気になれば控えめに聞く)
選考が進んでる企業がない
他の企業の選考が進んでいないことを正直に伝えます。
応募の段階からじっくり自分が長く働ける会社を選んでいて「この転職活動に真剣なんです」をアピール。
この会社に対する興味や関心を強調します。
②の会社を選んだ理由を伝えることで、面接官にあなたの積極性や真剣さを示すことができます。
■選考が進んでる企業がない
- 現時点では他の企業との選考は進行しておりません。この転職ではしっかり検討して、次のキャリアステップを選びたいと考えています。
- その中でも、御社には特に興味を持っています。企業文化の〇〇は働きやすそうで、業務の内容も私の経験を活かせそうだと感じています。
- ちなみに今回の選考結果はいつ頃いただけそうでしょうか?(気になれば控えめに聞く)
「転職活動を始めたばかりなので他社で選考が進んでいるものはありません」と伝えてもいいですが、
①で真剣に転職活動をしていることを伝え、
②でやる気と入社したい固い意思を付け足す、
で面接官の印象がグッとよくなりますよ。
うちは第一志望ですか?の回答・私の失敗談
そんなこと聞く?と思うかもしれませんが、私は過去に聞かれたことがありました。
うちは第一志望ですか?
と聞かれたら「第一志望」と答えます。
待ってましたとばかりに即答です!
はい。第一志望です。御社は他社と違い、xxxに魅力を感じています。
「第一志望」+「その理由」で答えましょう。
聞かれなくても「御社が第一志望」の気持ちで面接を受けましょう。
例えば「あなたが好きです!」と告白されて「私のこと一番に好き?」と聞いた時、
「う〜ん、他の子が好きだけど告白してみたw」
と言われたら
「告白してきたのにどういうこと?私のことハッキリ好きっていってくれてる××くんと付き合おう」
ってなりますよね。
それと同じで、
「他社が第一志望だけど御社の面接に来てみました〜」
という態度だったら面接官も
「他の候補者採用するわ!」
となります。
だから常に「面接中はその企業が第一志望」です!
■私のくやしい失敗談〜
過去に私は1次面接が受かり、受かった気持ちになってしまい、
2次面接で「この会社に入りたい!のアピール」をしませんでした。
「自分の経験とスキルのアピール」をすることに一生懸命で気を抜いてしまったのです。
面接の感触も良かったです。
しかし後日、転職エージェント経由でお見送りの連絡を受けました。
理由は、
「もう一人の候補者の方が入社の意思が強く、あなたより経験は浅いけどそっちを採用することにした」
でした。
悔しかったです!!
なので、面接中はこの2つのアピールができるとGoodです。
■面接でするべき2つのアピール
- この会社に入社したいアピール
- 自分の経験とスキルのアピール
ここでは「この会社に入社したい」をアピールですね!
案外忘れがちですが非常に重要です!
※「自分の経験とスキル」は別の質問の回答でアピールします。
※ ここでできなかったら面接の最後でもアピールする機会はあります。解説はこちら【逆質問】
具体的な会社名は伝えていいの?
具体的な会社名は伝えてもOKですが、自分から進んで言う必要はありません。
ちなみに、どの会社を受けてますか?
このように曖昧に聞かれたら●●業界のXX職種を回答すればOKです。
同じ職種だと「転職の軸は職種でスキルを活かす」というストーリーになるので面接官にとっても違和感がないです。
↓解答例(複数選考中の場合は「など」でまとめてOK)
医療業界などの、同じ営業事務(職)を受けています
それでもしつこく
会社名教えてください
と具体的な他社の会社名を聞かれたら正直に回答しても問題ないですが、
具体的な会社名は自分から言う必要はありません。
聞かれたら回答する、で良いでしょう。
まとめ
このページでは転職面接での質問、「他に選考が進んでいる企業はありますか?」の回答の方法、例文、などを解説しました。
対策をしていなくても回答はできますが、
対策をしていればアピールもできて面接通過率がググッとUPします!
さっとページを読むだけですぐ真似できるので、ぜひ対策していってくださいね。
希望の会社に就職できますように!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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他の回答対策も解説していますのでよかったら見ていってくださいね
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