【両方の経験あり】大企業と中小企業・ベンチャー企業で働くメリット・デメリット

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会社が「自分にとって働きやすいか」は転職活動での重要ポイントの一つです。

様々な情報で「働きやすさ」を判断できますが、会社の規模でもある程度は働く雰囲気を前もって知ることができます。

そうなると大企業・中小企業のそれぞれで働くメリット・デメリットが気になりますよね。

このページではそんな疑問を、転職回数10回、大企業も中小企業(スタートアップ・ベンチャー)も両方経験してきた私が解説していきます。

こんな方に向けた内容になっています

  • 大企業と中小企業・ベンチャー企業・スタートアップ企業で働くメリット・デメリットを知りたい
  • 実際に働いた人の話も聞いてみたい

私はデキる社員でもない平凡な一般社員です。

「普通の能力の社員」の実体験は多くの方の参考になると思います。是非最後まで見ていってくださいね!

目次

大企業と中小企業の違い

そもそも大企業と中小企業の違いはなんでしょう?

中小企業の定義はありますが、大企業は定義がありません。

規模・資本金が中小企業より多い会社が大企業とみなすことが多いです。

転職活動中

私たち転職活動者はザックリ規模感(従業員数)を参考にする程度で良いと思います!

■大企業(私が働いてきて大企業だと思う会社)

  • 800人以上社員のいる会社
  • 部→課まである(営業部は除く)例:人事 採用。中小企業は部までしかない。

■中小企業の定義(常時 従業員数)

  • 製造業その他:300人以下
  • 卸売業:100人以下
  • 小売業:50人以下
  • サービス業:100人以下

※中小企業庁の中小企業・小規模企業者の定義を加工して作成

それでは私が感じたそれぞれのメリット・デメリットをお話ししていきますね。

大企業のメリット・デメリット・私が学んだこと

大企業に期待するのは福利厚生・高収入ではないでしょうか?

その期待はある程度正しいです。もちろんデメリットもあります。

大企業の特徴は「成熟していて規則やルールがしっかりしている。その反面自由が利かないことが多い」で読み進めていくとしっくりきますよ。

大企業で働くメリット

メリットは主に給与面や仕事の内容に安定感があることです。

  • 福利厚生が充実:厚生年金、慶弔休暇、退職金制度、結婚祝い金、子供手当、子供看病休み。社宅制度や家賃補助3万円以上の会社もある
  • 給料が高め※:社内の給与規定があり、毎年昇給。ボーナスは1ヶ月以上 x 年2回
  • 残業代が出る:役職がつくと出ない場合が多い。その代わり給与は高め
  • 安定している:規模が大きいので倒産の可能性が低い。倒産の場合は前兆がある(はず)
  • バックアップ体制がある:同業務をしてる人が何人もいて、休み中に連絡があるなんてことはほぼ無し
  • 社内システムが優秀:従業員数が多いので良いシステムがある。システムがないと手作業が多くミスが増える
  • 優秀な人がいる:大企業には必ず優秀な社員が数人はいる。彼らの仕事のやり方を学べます
  • 他部署に移動できる:会社規模が大きいのでポストが開けば他の部署でキャリアチェンジが可能。新しい職種も転職せず挑戦ができる。実際に営業→人事への移動など見てきました

※給料が高め:大企業のメリットでよく言われる「給料が良い」は会社によりますが「悪くはない」会社が多い印象です。

よく名前を聞く有名商社やメーカーなどは平均年収が一部公開されていて給与は高いと思います。

残業代:

大企業の場合は残業代は雇用契約書にはっきり明記されています(中小企業は残業代が曖昧な会社が多く、雇用契約書すらない会社もある)

①残業代金額、②役職ついてるから出ない、③月XX時間以上は出る、のどれかのパターンです。

お金の契約に関してもしっかりしています。

大企業で働くデメリット

デメリットは組織が大きいので決まりが多く、スピード感が遅く感じることが多いです。

  • 意思決定が遅い:担当者・その上司、他部署と連携をとる必要があり、少しの変更に多数が関わる場合が多く、物事がスピーディーに進まない
  • 会議が多い:自分が一言も発言しない会議など関係が薄い会議に参加させられる。1日の半分が会議で終わってしまうことも
  • 担当者が誰か分からない:同じ会社なのに規模が大きく1部署に従業員が何十人もいるので担当者を探すのに一苦労。「これは誰に相談すればいいの?」で無駄な時間が過ぎることも多い
  • 責任が自分にない:自分がミスしたら上司の責任。自分の手柄も上司の評価。良くも悪くも上司に持っていかれる。私という存在は無視?と思う場面もある
  • 出世に時間がかかる:どの部署も人数が多いので競争が激しく出世に時間がかかる

私が大企業で学んだ・感じたこと

実際私が大企業で働いて感じた点をまとめます(順番は強く思った順)

  • そこそこの給料がもらえる。福利厚生がある
  • 意思決定に時間がかかる
  • できる人から仕事を学べる。身近に素晴らしい見本がいる
  • 成熟した組織だからつまらなく感じる

私が働いていた大企業はある業界に特化した商社でした。

中途採用で入社し年収は自分の希望通りもらえたし、忙しくて残業が多かったですが、残業代はきっちり出ました

昇給も毎年あり、ボーナスは2回(月給1ヶ月分x2回)。同世代より多い収入で不満はなかったです。

反対に「会社のルールが決まっている」「お作法」「暗黙の了解」など決まり事が多く、自由を好む私にとっては面白みがなく感じてしまいました。

「お金を稼ぐ手段」「大企業で昇進したい」「大きなチームを動かしたい」などの目的がある人、

あと個人的に思うのが「学校が好きだった・人気者だった」など団体行動が得意な人は向いてると思います。

中小企業・ベンチャー・スタートアップ

中小企業は大企業と比べると知名度は低いし魅力は分かりにくいかもしれません。

しかし個人の裁量が大きいので「自分がこれをやった!」という実感を感じやすく、仕事にやりがいを感じることが多く楽しいと私は思います。

反対に大企業のステータスが欲しい人には物足りないかもしれません。その他大勢の中からのし上がりたい野望や能力がある人は大企業が向いています。

中小企業の特徴は「個人の裁量が大きく自由度が高い。人・金・物など全体的リソースが少ない」がしっくりきます。

中小企業・ベンチャー・スタートアップで働くメリット

私が経験して思う中小企業の1番のメリットは「スピード感がある・裁量が大きい」です。

  • スピード感がある:小規模チームは意思決定が早く、自分のアイディアもすぐ実行できる場合が多い。大企業はルール・他部署や厳しいセキュリティなど問題が多い
  • 裁量が大きい:仕事の範囲が広く、一つのポジションで多岐の業務兼任するので、幅広いスキルや経験を積むことが可能。例)人事・総務・経理を兼任するポジションもある
  • 実力がつく:幅広い業務を経験するのでスキルアップが可能。業務の一連を経験できるのでスキルアップする
    例)人事・総務・経理を経験したら将来の転職の幅が広まって有利
  • 柔軟性がある:ルールや規則を変えることも可能。給料も交渉すれば上がる可能性が高い。

中小企業・ベンチャー・スタートアップで働くデメリット

報酬や福利厚生は大企業より劣ってしまう場合が多いです。

  • 福利厚生が少なめ:最低限の福利厚生しかない場合が多い。社会保険、健康診断など
  • 給与が低め:低く見積もられがち。ただし能力を見せて交渉すれば上がる可能性は高い
  • 残業が多い:人的リソースが少なく忙しいので残業が多い。残業代が出ない場合も多い
  • 倒産のリスクが高い:小規模の会社はある日突然倒産の可能性がある。以前働いていたブラック中小企業は私の退職5年後に倒産してました
  • 社内システムが軟弱:今どき社内システムがない会社はないとは思うが、システムがないと事務作業が増える。中小企業は導入されてない可能性もある、大企業は絶対ある

私がベンチャー企業、スタートアップ企業で学んだ・感じたこと

実際私が中小企業で働いて感じた点をまとめます(順番は強く思った順)

  • スピード感がある
  • 自分で何かを変えていくことも可能。柔軟性があり自由
  • 給与は、不満なら直接交渉できる

私は1) ベンチャー企業の立ち上げ、2) 外資系の日本支社立ち上げ時にも働いたことがありますが、こういった小さい組織で働く方が好きです。

柔軟性が高くやりがいを感じる機会が多く、達成感があって楽しいのは中小企業ならではです。この「達成感を感じる機会が多い」のはポイントです。「やった感」が多いと楽しいですよね。

大企業は人が多い(ライバルが多い)のでやりがいのある決定権のあるポジションまで行くのに一苦労です。

給与は一般的に低いと言われていますがそうとも言い切れません。

過去に「年収を上げたい!」と思った私は、上司に直接交渉して年収を上げてもらったことがあります。

私は昇給のない中小企業で働いて1年後、年収を上げたくてモヤモヤしていました。

なぜ年収が低いと感じてたかと言うと「自分の市場価値がわかり、自分はそれ以下の賃金で労働してる」と気づいたからです。

  • 他の従業員の給与が自分より高いことを知った→会社の人件費の予算が分かり、
  • それをきっかけに転職エージェントに自分の職種の平均年収を聞いたら私の年収は平均より低かった

仕事は楽しくて辞めたくなかったので、ダメもとで会社に交渉してみることにしました。

■ 私のとった給与交渉の方法

①他の従業員の給料を聞いて会社の予算、② 転職エージェントに聞いて市場の平均年収、③この2つの金額を元に現実的な金額を自分で決めて交渉する

その結果、年収100万円近くあげてもらえました。

大企業は昇給の金額が決まっているので個人ではなかなか上げてもらえません。

元はそんなに高くなく、こんなに年収が上がることは滅多にないと思いますが、自分がいけると思ったら年収の交渉する価値はあります。こういった交渉ができるのも中小企業だからでしょう。

まとめ

このページでは、

  • 大企業・中小企業(スタートアップ企業)で働くメリット・デメリット
  • 両方経験した私が学んだこと・感じたこと

を解説しました。

私はスタートアップ企業 数社で「実績と経験」を身につけて大企業に就職し、

大企業で働いて「デキる人から仕事のやり方を学び、組織での働き方」を身につけました。

あなたは大企業・中小企業のどちらで働くのが好きですか?

どう生かすかは自分次第。どちらで働いても得るものはありますよ!

転職の会社選びの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

転職10回、面接80回、会社に応募は200件を超える経験から本当に必要だと実感した転職の情報を発信。
41歳で転職し、現在は外資系で事務をしています。
仕事ライフで困ってるあなたの役に立ちますように😄
国際結婚 | ハーフキッズ1児の母

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