【6ステップでできる】具体的な転職面接の”苦労したこと”の作り方を丁寧に解説【例文あり】

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困ってる人

話すような苦労したエピソードが全く思い浮かばない・・・

大したことじゃなくても苦労したことは語れます!

【苦労したこと】は下記のように言葉を変えて質問されることもあります。

  • 困難を乗り越えた経験について教えてください。
  • 今まで仕事で頑張ったことは何ですか?
  • 仕事で大変だった時のことを教えてください。

このページではエピソード探しから作り方まで具体的に解説します。

転職10回を経験している私が80回以上の面接を受けて試行錯誤した方法をステップごとに分かりやすく解説します。

面接準備につまづいてる人、何かヒントを見つけたい人もぜひ最後まで見ていってくださいね。

目次

苦労したことは困難を解決して乗り越えたエピソードを語る

面接での苦労したことの答え方は決まっています。

困難を解決して乗り越えたエピソードを語るです。

「出来なかった・苦労した」で始まり「解決して乗り越えた・学んだ」というポジティブな事で締めます。それを具体的なエピソード付きで語ります。

ざっくりいうとこんな感じです

① 出来なくて苦労した >> ② 努力や工夫をして解決した >> ③ その経験で学んだこと
を話す

整理するとこうなります

① 苦労したこと
② 解決のための努力や工夫
③ 学んだこと

必ず最後は「その経験で学んだこと」で終わるのがポイント!

苦労したことの見つけ方

苦労したことはエピソードを見つけることが一番頭を悩ませるところだと思います。

ここでは苦労することが多いシチュエーションを5個に分け、それぞれの例を書きました。

あなたの過去の経験と照らし合わせてみてください。必ず似たような経験があるはず。

その経験を「苦労したこと」で使いましょう!

■苦労することが多いシチュエーション5個

新入社員だった頃のこと

転職であれば誰もが「新入社員の経験」が必ずあります。アルバイトや派遣社員でも同じです。

どの会社に移っても新しい職場で働き始めた頃は慣れるまでやり方や仕組みも分からず四苦八苦します。失敗や苦労したことはないでしょうか?

その経験は苦労したこととして面接で語れます!

話すネタが見つからない場合は誰もが経験する「新入社員」の頃を苦労した経験として話すのがおすすめ!

初めて●●した時のこと

新入社員の経験以外にも社会人になって初めての経験は多いです。初めて経験することはスムーズに進みません。でも数日、数ヶ月と経つうちに慣れて上手くできるようになります。

その経験は苦労したこととして面接で語れます。

■良くある初めての●●の例

  • 新しい部署に配属された
  • 初めて部下ができた
  • 初めてのプロジェクトリーダー
  • 初めて大きいプロジェクトに参加した
  • 初めての難しい業務

忙しかった時期のこと(残業など)

残業しまくった時期など仕事が忙しかった時は大変だったはず。大変な時の後には学びがあり、その経験は苦労したこととして面接で語れます。

■良くある忙しい例

  • イベント準備に追われた時のこと
  • ブラック企業で働いた時のこと(大抵忙しい)
  • 人がいっぺんにやめて引き継ぎや通常業務で大変だった時のこと
  • OJT*をしていた時のこと
  • いくつもの業務を同時にこなさなければならなかった時のこと

*OJT・・・新人や後輩に一緒について仕事を教えること (on the job training の略)

批判を受けた時のこと

お客様や上司、同僚から批判や注意を受けた経験はありますか?注意されて改善した経験があるなら苦労したこととして面接で語れます。

■良くある批判を受ける例

  • お客様にいつも嫌な態度を取られていた。それは自分の態度も悪かったのだと気づき改めた経験。
  • ミスをしてお客様に迷惑をかけた。そこで何かを学んだ経験。
  • 上司に注意されて直した時は習慣を変えることからはじまり大変だった。 など

大変だった時のこと

「苦労した」と「大変だった」はほぼ同じ意味ですが言葉を変えて自分に質問すると話すネタが見つかることがあります。

■「苦労した」に似てる言葉

  • 嫌な思いをしたこと
  • 悔しい思いをした時のこと
  • ストレスを感じた業務や時期
  • 大きな変化があった時 など

苦労したことの解答例

面接で使う【苦労したこと】が決まったら文章にします。まずは回答例をお見せし、次にパーツごとにステップで作り方を説明しますね。

私が貿易事務出身なので受注のことが例になってますが他の職種でも使える作り方を伝授しますのでご安心ください😊

  • 【導入】3年前に始めた貿易の業務では、入りたての頃は全く知識がなく、慣れない専門用語などを調べながらの業務に必死で苦労していました。
  • 【出来事】2ヶ月経った頃に私の確認漏れで発注ができていなかったことがありました。
  • 【原因】本来なら受注確認書をチェックするべきですが、いっぱいいっぱいで確認が雑になっていました。
  • 【被害】企業のお客様だったので納期が間に合わないと、ピーク時での売上げを作れず販売機会を逃してしまいます。
  • 【解決方法】工場には納期短縮を、営業にはお客様に分納のお願いをしてもらうなど、各方面に協力してもらい幸い大きなトラブルにはならずにすみました。
  • 【教訓】この時に学んだことは、チェック機能の大事さです。これを機に発注のダブルチェックは週一必ずするようスケジュールに組み込みました。また各方面に調整をしてもらい、改めてチームで売上を作っていることを実感できました。
    (この時は)大変に感じましたが、今では良い経験になったと思っています。

例文は下記の構成になっています。

❶〜❹ 苦労したこと
新しい仕事を始めたばかりの頃、発注漏れをした時のこと
解決のための努力や工夫
他部署への問題の共有・円滑なコミュニケーション
学んだこと
チェックの大切さ、チームワークの大切さ

Hachi はち

文章のかたまりで分かりにくいから分割して説明していくよ〜!

苦労したことの作り方6ステップ

ここでは下記の6ステップ(構成)で話す方法を、先ほどの例文を使って解説していきます。

  1. 【導入】時期と状況を簡単に説明
  2. 【出来事】起こったトラブル
  3. 【原因】なぜトラブルは起きたのか
  4. 【被害】トラブルによる被害
  5. 【解決方法】解決のための努力や工夫
  6. 【教訓】経験を通して学んだこと

Step1【導入】時期と状況を簡単に説明

まずは 「いつ」「どんな状況だったのか」を話します。

3年前に始めた貿易の業務では、入りたての頃は全く知識がなく、慣れない専門用語などを調べながらの業務に必死で苦労していました。

文の例
●年前に始めたXX業務では〜で必死で苦労していました。

Step2【出来事】起こったトラブル

上記1の状況の時に起こったトラブルを例として話します。

2ヶ月経った頃に私の確認漏れで発注ができていなかったことがありました。

文の例
〜できなかったこと(トラブル)がありました。

Step3【原因】なぜトラブルは起きたのか

本来すべきだったことが出来ずにトラブルが起きた、という説明をします。

ここではトラブルの原因は「確認が雑になった」からと説明しています。

本来なら受注確認書をチェックするべきですが、いっぱいいっぱいで確認が雑になっていました。

文の例
本来なら〜すべきですが、できなかった。
通常なら〜していましたが、その時はXXでできていませんでした。

Step4【被害】トラブルによる被害

トラブルで実際に起きた被害や、想定される被害の説明をします。

企業のお客様だったので納期が間に合わないと、ピーク時での売上げを作れず販売機会を逃してしまいます。

文の例
〜できないと〜してしまいます。

Hachi はち

ここまでが
Step1〜4苦労したエピソード
次から、
Step5解決方法
Step6学んだこと
で回答をまとめていくよ!

Step5【解決方法】解決のための努力や工夫

トラブルをどう解決したか、そのための努力や工夫したことを伝えます。

工場には納期短縮を、営業にはお客様に分納のお願いをしてもらうなど、各方面に協力してもらい幸い大きなトラブルにはならずにすみました。

文の例
〜して解決しました。
〜して幸い大きなトラブルにならずに済みました。

Step6【教訓】経験を通して学んだこと

上記の出来事で学んだことを伝え、最後に良い経験になったなど伝え、ポジティブに回答を締めます

この時に学んだことは、チェック機能の大事さです。これを機に発注のダブルチェックは週一必ずするようスケジュールに組み込みました。また各方面に調整をしてもらい、改めてチームで売上を作っていることを実感できました。
(この時は)大変に感じましたが、今では良い経験になったと思っています。

文の例
この時に学んだことは、〜、〜です。大変でしたが、今では良い経験になったと思っています。

ステップは以上です。

この6ステップであなたの苦労したことも作ってみてくださいね!

その他の解答例

その他の解答サンプルを紹介します。

初めてのチームリーダー

  • 【導入】3年前に初めてチームリーダーになった時は、どうやってチームを引っ張っていこうか、チームのやる気維持や目標を考えながら、自分の業務もこなしていくのに必死で苦労していました。
  • 【出来事】2ヶ月経ってリーダー業務が落ち着いてきた頃、ある一人だけいつも遅くまで残業していることに気づきました。
  • 【原因】その人は仕事ができる人でみんなが頼ってしまい業務を一人で抱え込んでいるように見えました。
  • 【被害】このままでは彼女の負担はどんどん大きくなっていき、チーム的にも良くないと思いました。
  • 【解決方法】そこで「業務多そうだけど大丈夫?」と声かけをしました。彼女は「ちょっと多いですね」と言っていたので私は業務分担をすることにしました。
    少し時間はかかりましたが他の人にも業務を振り分けその人の残業は減りました。他の人も新しい仕事を習得できてやりがいが出たと言っていました。
  • 【教訓】この時に学んだことは、チーム全体のスキルを上げていくことの大切さやコミュニケーションです。問題があったら自分からコミュニケーションを取ると早く解決できることを実感しました。
    (この時は)大変に感じましたが、今では良い経験になったと思っています。

例文は下記の構成になっています。

❶〜❹ 苦労したこと
始めてチームリーダーになったばかりの頃、チームの業務分担割合がうまくできてなかった
解決のための努力や工夫
業務負担が大きい人に声がけをし、業務分担をした
学んだこと
チーム全体のスキルを上げていく業務分担の大切さ、自分から声をかけていくこと

よくある疑問

語れるような苦労が無いんだけど・・・

「どの程度が苦労と言えるのか」「面接で語れるような経験なんてない」などありますが、誰もが通る「新人だった頃」「忙しかった頃」の経験は苦労したこととして語れます。

このページで紹介している6ステップで一緒に作りましょう!

面接官は何をチェックしてるの?

チェックというほど大袈裟ではありませんが、面接官はどんな経験をしてきたのかをみています。
また乗り越え方や学んだことで、どう仕事に向き合っているかなどの仕事へ姿勢をみています。

プライベートの経験を話しても良いの?

仕事の面接なので仕事の話が良いです。新入社員の場合は学生時代のアルバイト、ボランティアの経験が◎。

過去の仕事の業務経験を話すことで次の職場でも活かせるとアピールすることができます。

プライベートの話は仕事につながる話になるならOKだと思います。

大切なのは困難から何を学んだかで回答を締めることです。

まとめ | 苦労したことの作り方

このページの大事なポイントは下記の2点です。

  • 話すことがない場合は新入社員の経験を語るのがおすすめ。転職してるなら何回か経験してるはず。
  • 苦労したことの最後は学んだことで締めくくる

この記事を見て面接の準備を万全にしていってもらえたら嬉しいです。

面接に受かって希望の会社に転職できますように!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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▼「苦労したこと」の例文と作り方をもっと見たい方はこちら

▼このページもおすすめ | 転職面接の必須対策7選【まずはこれだけ準備すればいい】

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この記事を書いた人

転職10回、面接80回、会社に応募は200件を超える経験から本当に必要だと実感した転職の情報を発信。
41歳で転職し、現在は外資系で事務をしています。
仕事ライフで困ってるあなたの役に立ちますように😄
国際結婚 | ハーフキッズ1児の母

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